横浜市作成の「横浜市地震マップ」および「わいわい防災マップ」を基に片吹団地の防災マップを作成しました。この前提は大正12年に発生した関東地震が再度起こるであろうとの想定でシュミレートしたもので、「南関東地震」と呼んでいます。その後、阪神淡路大震災、東日本大震災と大規模な地震が発生しており様々な大地震も予測されています。
こうした地震が発生した時、片吹団地全域に震度7前後の揺れが発生し、耐震性の低い木造家屋では倒壊する家も出てくるでしょう。
木造家屋が75%以上あるので、火災が発生すれば延焼する危険があります。また擁壁が崩れたりブロック塀が倒れるおそれがあります。歩行は困難です。
災害発生後の避難路を事前に検討しておく
・自分の家の周囲で火災が発生した場合、どの道を通って避難するか、家族で添付のマップを見ながら各方面ごとに検討しておきましょう。
避難先は一応、一時避難場所の能見台東公園(自治会裏)を想定し、もし行けない場合は近くの公園、空地も考えておきます。
※但し、能見台東公園東側の窪地にある野球場付近は、以前湧水池があり安全の確認が されていないので、災害時に実情を見て避難場所として適当か判断して下さい。
避難する場所と経路の確認
大地震が起こった時、危険が迫ってきて避難勧告/指示が出される前に避難した方が良いと思われる場合はどこに避難するかは冷静に判断しましょう。その場合、隣近所、自治会と協力し合って徒歩で避難します。(単独行動は出来るだけ避ける)
1).安全な場所: 能見台東公園など近くの公園,空地へ避難する。(一時避難場所)
2).震災時避難所:西柴中学校/2階理科教室(地域防災拠点):家屋倒壊などで自宅に戻れない場合、一時的に避難する施設。
※万一津波の危険がある場合は高台の公園、空地へ避難することも視野に入れておきましょう。
3).広域避難場所:県立循環器呼吸器病センターが該当し、一時避難場所も周辺火災等で危険が迫ってきた時、更に避難していく場所。
4).広域避難場所への経路
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横々金沢支線沿いの歩道を歩いて国道16号線へ。(16号線は緊急輸送道路になるので、マイカーは禁止)
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片吹の跨線橋(歩道橋)経由で国道16号線へ。
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B階段を下って片吹随道経由で国道16号線へ。
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能見台駅前の橋を渡って国道16号線へ。
一時避難場所:能見台東公園等
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危険回避のために一時的に集合したり、避難のために一時的に集合する場所。
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自宅の危険が去り自宅が安全な時の避難場所。
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一時避難場所が危険になった時火災等の危険は去ったが、自宅が安全でない場合の避難場所。
広域避難場所(大規模空地:循環器呼吸器病センター)
火災延焼などにより自宅、一時避難場所が危険な状態になった時に避難する場所。
自宅危険が去り自宅が安全な時、延焼の危険は去ったが自宅が安全でない時は広域避難場所震災時避難場所に。(地域防災拠点:西柴中学校)。
※万一津波の危険がある場合は高台の避難場所に避難することも視野に入れましょう。
防災マップの利用
自宅での居住が出来ない場合や二次災害の恐れがある場合に一時的に受入れ保護するための施設添付の防災マップには、団地内の防火水槽、消火栓や空地、駐車場、狭い道路などが表示されています。(改築等あるため、多少の相違はあります。)このマップを使って避難路を実際に歩いてみて検討してみて下さい。
次回は 「自治会保有の防災備品」 について考えます。