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スマホが役立つ災害時

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  • 2024年1月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年4月13日

20241/1に石川県能登地方を中心にM7.6震度7の大地震がありました。しかも震源地付近には再稼働していないとはいえ原発があります。そして真冬の気候。予期せぬときに予期せぬことが起こるのが地震です。大災害が増加する中、その備えとして近年、私たちの生活においてスマートフォン(以降スマホ)はますます不可欠な存在となっています。スマホは、その多様な機能やアプリケーションを活かし、安全性や情報の収集、コミュニケーションの手段として大いに役立ちます。

役に立つ事例

  1. 緊急情報の受信 災害が発生すると、私たちは瞬時に正確な情報を必要とします。これまでテレビに頼りがちだった情報入手先でした。しかし一度災害が発生するとテレビのある場所から避難しなければならないことがほとんどです。スマホは、気象アプリや災害情報アプリを通じてリアルタイムの天気情報や災害発生状況を提供してくれます。これにより、適切な対策を講じることができ、安全な場所に避難するための情報を得ることが可能です。例として「横浜市避難ナビ」や災害発生の速報を流してくれる「Yahoo防災情報」、「NHKニュース防災」、「NERV防災」などの防災アプリがあります。

  2. 避難所や医療機関の検索 災害時には、安全な場所や医療機関が急務となります。スマホの地図アプリケーションは、現在地から最寄りの避難所や医療機関を簡単に検索でき、迅速な移動が可能です。これにより、適切な支援を受けるための効果的な行動がとれます。

  3. 緊急連絡手段 災害発生時、家族や友人との連絡、消防などに救援を求めることが困難になる場合があります。しかし、スマホは通信インフラが稼働している限り、電話やメッセージアプリを通じて比較的簡単に連絡を取ることができます。携帯電話会社では「災害用伝言板サービス」を用意しています。安否確認や情報共有が円滑に行え、不安を軽減できます。片吹団地自治会では何らかの理由でタオル掛けの安否確認ができないことを想定してスマホでできる安否確認を用意しています。

  4. 非常食や必需品の手配や購入 災害が直撃しなくともスマホを活用すれば、オンラインショッピングアプリを通じて非常食や必需品を手軽に購入できます。ネットワークが機能していれば災害時に混乱する市場や商店での買い物を避け、必要な物資を確保する手段となります。

  5. SNSを通じた情報共有 災害時における地域コミュニケーションは非常に重要です。スマホのソーシャルメディアアプリを利用すれば、近隣住民との情報共有が簡単にでき、お互いに助け合うコミュニティを形成できます。

  6. 行方がわからなくなった時 スマホにはGPS機能が搭載されており、高齢者の行動履歴や現在地を把握できます。これにより、遭難時の捜索が容易になり、救助隊が効果的かつ迅速な対応が可能です。また、防災アプリを活用することで、適切な避難経路や非常口を案内する情報を得ることができ、避難の際の安全性が向上します。

  7. 自治会の安否確認が可能 災害時には動けなかったり、外出していたり、子供だけが取り残されたり…実際年当番がタオルかけをチェックしている余裕がないことだって考えられます。スマホが手元にあれば自治会の安否確認ができます。

注意点

*1 災害時の注意点は充電が確保できないかもしれません。充電器はもちろんのことバッテリー式の充電器を用意しておくと良いかもしれません。

*2 災害時には偽情報が拡散されることがあります。正しい情報源で判断しましょう。


まとめ

スマホは災害時において私たちの強力な味方となります。緊急時の情報収集から適切な対策の講じ方、安全な場所への移動まで、その機能は多岐にわたります。正しく活用することで、スマホは私たちの安全を確保し、災害に対する備えを強化する一助となるでしょう。スマホがなかった時代にはできなかったことが可能になっています。


✳︎ 携帯ラジオも有効です。

太陽光パネル付き携帯ラジオ
太陽光パネル付き携帯ラジオも災害時には便利。

能登半島地震などでもわかるように携帯電話基地局が壊滅するとスマートフォンは使えません。あわせて携帯ラジオを用意することをお勧めします。

スマホは確かに便利です。インターネットを通して通話はもちろん情報収集能力に長けている端末と言えるでしょう。しかし、災害によって基地局が倒壊してしまった場合、インターネット自体が使えなくなります。アクセスが集中してしまうと、電話回線含めてみんなが使うと繋がりにくくなってしまいますよね。その点、ラジオは…



電波は届くところであれば、どこに居ても放送を聞くことができる

長い歴史を持つ中で、災害時でも放送を続けられるノウハウがある

手回し充電や乾電池式やUSB充電や太陽光パネルなど、いろいろな電源も確保できるので、電池切れの心配がほぼない

また…

・出所不明のデマ情報が少ない


などのメリットが災害時に合っているのも必要性を感じるポイントです。



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